もうみなさんはよくわかっているでしょうが、内申点は高校受験では大きな位置を占めます。いうまでもなく、内申点は中学でのその生徒の評価です。受験する高校によっても違い、一概には言えませんが、1点の内申点が当日の試験の点数の約10点に相当します。
2002年から内申点のつけ方が、相対評価から絶対評価に変わりました。2001までは、クラスの人数によって、5の評価を与えるのが3人とか、4が8人とか、通知表の点数を与える人数が決まっていました。でも今は、その人数が固定していません。以前だと、例えば定期試験の点数100点の生徒が4人いたとすれば、評価5を与えるのは3人と決まっているので、同じ点数でもだれか一人は4にしなければなりませんでした。でも今2002年以降は、4人とも5を与えることができるのです。極端な話、絶対評価では、全員100点なら全員5ということもありえるわけです。
ここのところがお母様のころと、大きく違ったところです。ある意味努力が報われやすい評価になりました。
ここからが本番です。内申点を上げるには、まず定期試験が一番重要で、次に宿題や提出物、授業態度なども大いに関係します。そこで裏技ですが、先生に日ごろから、志望校をアピールしておくのです。それも少し実力より難しい高校をアピールしておきます。そうすれば、たとえば本当なら3のところが、もう少しで4になるかもしれない3ならば、ちょっとだけサービスして4にしてくれるかもしれません。これは実際直接中学の先生から聞いた話です。生徒がその高校にどうしても行きたいといえば、情が動くのです。先生も人間です。ただ先生から嫌われていないことが条件です。
そして内申点を上げてもらってから受験直前に、安全圏の高校に志望校を下げましょう。