勉強をしていて、わからないところがあれば、できるだでその場で解決していまったほうがいいです。でも、そうは言っても、その場ではできないことがあります。時間が足りないこともあります。そういうときは、何かにメモしておいてください。メモしないと、あとで、何かわからなかったことがあるのに、そのわからなかったことが何だったか、わからなくなってしまうからです。
そうしておいて、時間のあるときに、まとめて考えるなり調べるなりしてください。だれかに教えてもらうのもいいでしょう。そのためメモ帳はいつも持ち歩きましょう。何もしていないとき、勉強していないときや、通学で電車やバスに乗っているときに、突然何かがひらめいたり、何かに疑問を持ったりすることがままあります。そんなときにすぐメモできるものを、持ち歩いてください。
社会人になっても、メモを取ることは基本です。それだけ人間の記憶力はあいまいだからです。だからわからなところがあれば、メモっておく必要があります。
メモするのには、ほかにもメリットがあります。わからないところは、しばらく暖めておくと、突然わかることがあります。日本史や世界史のような社会科はそうでもないですが、数学や物理の理系科目はわからなくていきずまったときは、とにかくメモしておいて、そのまま熟成させると、あるとき突然解答がヒラメクことがあります。本人は忘れていて、顕在意識は別のことに頭を使っていても、潜在意識が常に考えています。だから突然解答がヒラメクのです。
数学など理系の教科だけでなく、現代国語の問題を暖めるのもいいです。解答に納得しなかったり、答えが導けなかったりした時に、日を越して問題を暖めてください。そうすれば、現代文を読み砕くための思考力がついて、現代文の偏差値が上がるようになります。