私は塾で生徒に勉強を教え、高校や大学に合格せるのが仕事ですが、そのときに勉強面だけでなく、生活面やメンタルのケヤーも重要視してます。その中でもメンタルの部分、潜在意識を利用して、受験を有利に持っていく方法について、いつも情報を集めています。

そこでまず最初に、潜在意識について少し解説しておきます。人間の意識には、顕在（表面）意識と潜在意識があります。顕在意識は普段私たちが感じたり意識していることです。喜んだり感心したり、悲しんだり怒ったりする感情や、「今から勉強しよう。」　「これから寝よう。」　などの、いつも認知している意識です。それに対して潜在意識は、本人は気づいていない意識です。無意識とも言います。

人の意識は顕在意識より潜在意識の方がはるかに大きくて、いくら顕在意識で合格しようと思っても、潜在意識がそれを拒絶していれば、絶対に合格できません。その逆に顕在意識では意識していなくても、潜在意識で決めたことは、実行されてしまいます。受験なら、大してがんばろうとは思っていなかったのに、知らず知らずのうちにたくさん勉強するようになって、気づいたら合格してしまったというようなことが起これば、それは潜在意識の仕業です。潜在意識に合格するということが、インプットされていたからです。

だから、どういうふうにすれば、この潜在意識に合格をインプットできるかが、入試に勝つカギとなります。

潜在意識の発見やその重要性は、オーストリアの精神分析学者フロイトが先駆者です。フロイトは色々な精神病患者の病状をを分析して、その病状の原因が、潜在意識にあることをつきとめました。この潜在意識の果たす役割を見つけたことは、２０世紀の世界に影響を与えた、最大の事件の一つだと言われています。

それ以来、精神病患者の治癒するためだけでなく、スポーツや学習効果を上げるためにも、潜在意識を利用する方法が、盛んに研究されるようになりました。また、個人の願望を実現する手段として、潜在意識を利用する方法も、盛んに研究されています。