それでも反復練習は必要
一度完璧に仕上げた問題集でも、また機会を見つけて反復しください。解答がスラスラ出てこないことろがあれば、そこは理解が浅いと判断してください。そこ はまだ内容が潜在意識に落とし込まれていません。標準問題が完全にできるようになってから、応用力がついてきます。あなたがもうこれで完璧だと思っていて も、まだ不十分だと判断してください。ある程度マスターしたと感じたら、次の教材に移ってもいいですが、前の教材も平行して復習してください。前の教材が 大方できるようであれば、復習にはそれほど時間がかかりません。逆に復習するのがたやすいと感じるようになるまで、次の教材に移ってはいけません。
努力しているのに実力がともなわないのは、教材や問題集のやりこみ方が不十分だということです。中途半端だと基礎力もあやしくなってしまいます。せっかく受けた模擬テストも、そのままして復習しないと、つけることができる実力の2割もつきません。もったいないです。
同じようなことをしつこく忠告しますが、これは大事なことです。標準的な問題集を徹底的にマスターしてください。あせって新しい問題集に手をつけてはいけません。そのようにして、次々に新しい問題集に手をつけると、いつまでたっても実力がつきません。
難 解な問題は、難解な問題を解くからできるようになるのではなく、標準的な問題を完璧にマスターすることによって、できるようになるのです。標準的な問題を 反復練習することによって、初めて解き方が潜在意識に落とし込まれ、応用力がつき、難解な問題もできるようになるのです。