「何かを始める前の一分間トレーニング」、というものを、インターネット（ユーチュウブ）の自己啓発系のセミナーで、見つけました。何かを始める前に、自分がそれをしている姿をイメージすると、すんなり物事をはじめられるというのです。休んでいたり、遊んでいたりしたあと、すぐに勉強に切り替えるのに、どうしてももたもたしてしまいます。さっと切り替えられないために、時間を浪費してしてしまう人がいます。よく親御さんも、「うちの子は勉強をやり始めるまでの時間が長い。」　と愚痴をもらされます。

寒くなると毎朝暖かい寝床から出るのがつらいですが、私はこんなとき、起きる前に寝床の中で、エイっと気合をかけて寝床から起き上がっている自分をイメー ジします。イメージングはほんの２～３秒ですが、何度も繰り返しているうちに、自然に体が動いて、気がつくと勝手に寝床から起き上がっています。高校生のころに、この起き方を覚えていらい朝が楽になりました。

「何かを始めるための一分かトレーニング」は、サイコサイバネティクスと名づけられていました。ものごとを始める前に、一分間のイメージトレーニングをする習慣をつけることを、提案しています。そうすれば仕事の能率が全然よくなるとのことです。仕事ではなく、みなさんなら勉強ということになりますが、その日の予定など、数学なら数学をやり終えてほっとしているところや、予定通り終わって「やった今日もがんばったぞ！」　と手を上げて叫んでいるところをイ メージするといいとでしょう。また勉強をがんっばているところのイメージングでもいいかもしれません。

スポーツでもイメージトレーニング の効果は証明済みです。何か目標を達成するときにも、イメージングは効果を上げています。イメトレの欠点は、イメージングに集中力が必要なことと、時間がかかるこということです。あたかも実現したような臨場感を持って、イメージングするのがコツですが、それには集中力の維持が必要です。それができずイメトレをあきらめてしてしまうのです。しかしこの一分間のイメトレなら時間も短いし、また時間が短いがゆえに、集中力を持続させることができます。だれでもすぐできます。これは手軽でおすすめです。

ちょっとした工夫で、勉強の能率がぐんとアップすることがよくあります。なので、いいと言われていることは、積極的に試してみてください。