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小論文 (EU グローバル化) 17

042世界は一つなどとと、きれいごとは言えますが、あれだけ歴史的にも宗教的にも似通ったEU内ですら、一体感持てないのです。同じヨーロッパ人としての、平等意識ができないのです。まして世界統一など夢のまた夢です。ドイツ人はどこまでいってもドイツ人、ギリシャ人はどこまで行ってもギリシャ人なのです。経済一つをとってみても、国家や民族を超えて一つにすることは、難しいのです。

なのに経済的合理性を追求して、ネイション(国家、民族)を超え、インターナショナルになることは不可能です。グローバル化は、一部の金持ちとその他大勢の貧乏人とに、世界二極化してしいます。決して民族や国によって差別されることのない、理想の世界ができるわけではありません。これが今のEUを観察して我々が学ぶべき教訓です。

EUはEU内でのグローバル化です。EU内では国家間の垣根をできるだけ低くしました。自由なお金の流通を阻害する、国家の壁を取り除いたのです。その結果が、貧富の格差の拡大です。EUにはもうこの格差を是正する手段はないでしょう。世界もグローバル化の方向に進んでいます。TPPもその一つです。このままでは、世界中が国際金融資本下におかれることになってしまいます。そうなると、貧富の格差がますます拡大します。

ではグローバル化を押しとどめるには、どうすればいいでしょうか。グローバル化に対抗する勢力が、ネイションです。グローバル資本主義に抵抗することができるのは、国家だけなのです。なので、国家の団結力や国を愛する力が大事なのです。

こんなことを言うと、軍国主義を招く危険な右翼思想だというレッテルを貼ってくるかもしれません。しかしこのグローバル化をおしとどめるのは、ナショナルな力が必要なのです。国家や民族の団結力が大事です。グローバル資本主義と戦うことができるのは、国家だけです。これを我々日本人として考えてみると、日本国の団結や愛国心が重要なのです。こういうこと言うと、右翼とかのレッテルを貼られて、危険思想視されます。しかしそういうレッテルを貼る側こそ、グローバル化を推進する連中の手先です。危険極まりない存在だと認識してください。

 

 

 

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