
どれだけその分野のことを真剣に考えているか、
すなわち勉強や研究に対する熱意は、その分野に関する幅広い知識を見せれば、示すことができます。専門知識があれば、論文の説得力も増します。AOや推薦、国立の2次試験の、小論文対策には、受験する学部や学科の、専門分野に関する本を読んで、幅広い知識をつけてください。ただし、専門分野の知識は、学者が読むような専門書からではなく、できるだけその周辺の教養本から拾ってください。建築の構造力学なら、数式がたくさん載っている専門書ではなく、たとえば耐震建築の話とか、その社会的意義などについて書かれた本などから得てください。その時に具体的な数字を記憶しておくと、論文に説得力がつきます。
そして専門分野について、楽しく語らえるようになってください。その分野に興味があれば、勉強が楽しいはずです。そうなればそれが小論文に反映します。
そして最後の仕上げです。最後の仕上げは、制限時間内に小論文を書き終えるように、何度も練習することです。この時間内に論文を書き終える練習は、必ず5回はやってください。入試での小論文は、小さな訂正はできても、大きく書き直す余裕はありません。なので、ある程度計算して書き始めなければなりません。その練習もしておいてください。