塾で、生徒からの相談で圧倒的に多いのが、『やる気が出ない、どうすればいいでしょうか』、というものです。計画を立てたときはやる気があるのに、やる気がなくなってしまう。モチベーションを維持できない、というのです。たしかにモチベーションさえ維持していれば、そのうち実力がついてきて、受験はうまくいくに違いありません。ではどうすれば、モチベーションが維持できるか、今回はこの問題を少し違った側面から、分析してみたいと思います。
みなさんには、モチベーションに対して大きな誤解をしています。多くの人は、モチベーションはがんばって維持するものだと、考えています。この考えは間違っています。モチベーションは条件がそろえば、勝手に上がって,そのまま維持することができるのです。がんばって維持するものではありません。そこでモチベーションが上がる条件とは、
『自分の好きなことをしている』 『自分の夢や目標に向かって取り組んでいる』 このような状態のときです。こういうときには、モチベーションは上がりっぱなしではないでしょうか。
子供がゲームに夢中になったり、遊ぶことに夢中になっているときに、子供は『やる気がしない』、と言わないでしょう。あなたが今の勉強が苦痛なら、勉強を楽しんでいないし、自分の夢や目標に対して、正しく向き合っていないことになります。
行きたい大学や高校もあり、そこでの生活や、将来の夢や希望のためには、今目の前にある勉強をしなければならないことは、よくわかっているはずです。そのいやな勉強を、どうしてもしこなしていかなければ、大学や高校に入れないし、将来の夢や希望が実現できません。ではこういうときどうすればいいでしょうか。