うちの塾では、模擬テストだけでなく、中間期末試験の答案も必ず塾に持ってきてもらいます。それは点数を確認するためだけではありません。それぞれの塾生 の、間違いの傾向を分析するためです。たとえば、国語ならいつも漢字をたくさん間違えているとか、長い記述式問題が苦手とかです。英語なら、ある程度の点 数なのに、どうも３単現のSがあやしい、これは基礎がかなり疎かになっているのではないかとかを、分析するのです。

中学１，２年ならまだ しも、もう中学３年生なら、もっと自分の弱点に敏感になってほしいと、私はいつも思っています。学校の宿題で、定期試験で間違ったところを、やり直して提 出するのはいいのですが、それが次に活かすことができていない生徒が多いです。塾では、それを克服するように指導していますが、自分からすすんでやる生徒 は少ないです。試験は自分の弱点を見つけるためにもあるのだということを、しっかり自覚してほしいです。

特に中学３年生になって、みんな 模擬テストを受けるようになりますが、模擬テストはあなたの弱点を見つける、いいチャンスです。できなかった問題を、できるようにするだけでなく、しっか りあなたの弱点を分析して、次の模擬テストまでにそれを克服してください。そして最後の本番に備えてください。

模擬テストを受けるのは、ただ単にその時の実力をはかり、受験校を選定するためだけではありません。模擬テストによって自分の弱点を見つけ、次に活かすためにもあるのだということを、しっかり自覚してください。