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老婆心ながら (親御さんへ)

047たまに、お父さんと極端に折り合いが悪い女の子がいます。どちらかと言えば、中学高校生にその傾向が顕著です。うちの塾生にも時々います。この頃がうまくいっていないと、成人してからもうまくいかないことが多いようです。お父さんのことを、ダサイとか、ひどい場合はキモイとか言って、父親を毛嫌いします。

どういう理由で、あるいは何が原因でそうなってしまったのでしょう。発達心理学や、親子間の問題を専門に扱っているカウンセラーによれば、それは、幼少のころ、一緒に遊んでもらったことが少なかった子供(特に女子)が、父親を毛嫌いする傾向が強いようです。

私の父は高齢で、ケアハウスに入居しています。認知症が少しずつ進んでいます。実の子である私としては、いつかはだれにも訪れることとは言え、なかなか辛いものがあります。父は東京美術学校(東京芸大)を卒業し、少しは名の売れた画家です。大東亜戦争にも従軍し、厳しく威厳のある人です。私達兄弟に対する躾も厳しかったです。今では死語になってしまいましたが、『地震、雷、火事、親父』、がぴったりの怖い父親でした。

そんな父を、私の姉は毎日毎日自分を犠牲にして、最後の親孝行を尽くしています。私も週末は大阪に帰省して、介護の手伝いをしています。どんなに厳しく怖い父であっても、私たち兄弟が幼少のころは、父は私たちをよく遊ばせてくれました。父は厳しかったが、私たちは、父から大きな恩を受けていると感じています。優しいからと言って、子供から好かれる父親になるとは限りません。それより、子供が幼少の頃に、父親からどういったものを受け取ったかが、より重要だと思います。

追伸  『地震、雷、火事、親父』 とは、世の中の恐ろしものの順番のこと、昔はどこの家の父親も、怖いのが当たり前でした。

 

 

 

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