国語の能力の高い人は、全教科の偏差値を上げるのが容易です。他の教科もできるようになります。現代文の偏差値だけが飛び抜けて高い場合は、明らかに勉強不足です。潜在能力を生かしきれていません。
みなさんは現代文はどのように勉強していますか? 多分漫然と現国の問題集を解くことしか、していないのではないでしょうか。あるいは現代文は才能とあきらめて、ほとんど勉強していないのではないでようか。国語力をつけるには、読書が一番ですが、受験生にはそんな時間はないかもしれません。しかし問題集の取り組み方次第で、偏差値を上げることもできます。
現代文は、問題集を解いている時が、一番頭を使っています。その頭を使っている時が、一番力がつく時です。国語の問題を解くのは、英語や日本史のように、覚えたことを思い出すという、記憶に頼って、問題を解くのではありません(数学も記憶を頼りに解く)。まさに思考して解くのです。だから現代文の問題集に取り組むときは、どの教科の問題を解くときよりも、頭がクリーンでなければ、現代文の問題を解いた意味が薄れてしまいます。それが第一の注意点です。
次に解いた後ですが、答え合わせをして、適当に解説を読んで、それだけで終わってはいませんか。もし問題を解く時間が30分なら、それと同じ時間、あるいはそれ以上の時間をかけて、解説を読み、問題を分析しなければなりません。この時も思考はフル回転です。この頭をつかって分析することが大事なのです。このときに国語力がついてきます。多くの受験生は、ここをさぼるから、のびないのです。時間をかけてしっかり分析してください。
あなたは、国語の勉強、あきらめていませんでしたか。参考にしてくださいね。
追伸、現代文の問題を解く時は、必ず時間を守ってください。