国語、記述式
記述式とは、記号でもなく、短い単語や文節でもなく、20字とか50字とかの文章で答える形式の設問です。大学入試では、国公立の2次試験に多く出題され ますが、私立大学の入学試験にはほとんど出題されません。受験生の多い私立大学では、採点が面倒だからでしょう。高校入試(中学生)では、主に国語の試験が、記述式です。
今回は、あえて初歩的なアドバイスをしますが、高校生も中学生も、少し付き合ってください。
国語の記述式問題の解答は、解答欄に書く言葉や表現を、できるだけ問題の文章から拾ってください。あえて自分の言葉や表現を使う必要はありません。中学生の国語の問題の採点をしていると、わざわざ文中にない言葉や表現を使う人がいます。それも思いのほか多いです。
文中にない言葉や表現を使うと、本人はわかっているつもりでも、正解から微妙にずれてしまいます。また解答するのに、時間がかかります。自分の言葉や表現を 見つける時間がかかるのです。特にこれから高校を受験する中学生のみなさん、記述式の答えは、まずは文中から探してください。ほとんどの場合、本文中に正解の言葉や表現があります。このことを心がけるだけで、時間も節約でき随分楽に解答できるし、正解率もずっと高くなるでしょう。