あなたは他人から、どんなときに、どんな言葉をかけてもらったら嬉しいですか。私なら、何かにチャレンジしているとき、『君ならきっとできるよ!』、と声をかけてもらったときいうれしいです。多分受験生のあなたなら、『〇〇大学、〇〇高校受かるよ、大丈夫だよ、君ならいける気がする』、と声をかけらたら、あなたも元気が出て、うれしいのではないでしょうか。
ある実験によれば、まわりから、『なんだか顔色が悪いね』、と言われ続けると、それだけで体調が悪くなるそうです。私は塾生には、できるだけプラスの言葉をかけるようにしていますが、両親や友達からプラスの言葉をかけられると、もっと気分が良くなって、もっとやる気が出てくるのではないでしょうか。
そこで提案です。あなたも、友達に同じように声をかけてほしいのです。『おまえ絶対受かるよ、なんだかそんな気がするよ』、と同じ受験生の友達にも言ってやってください。多分その友達は、お世辞が多少入っていると感じていても、嬉しそうな顔をするでしょう。そうすればあなたに好意を持ち、今度は、『お前こそ、受かるんじゃないかな』、と返してくれるようになります。その友達本人がいつも直接返してくれるとは限りませんが、回り回ってかならずあなたのところに返ってきます。
いいコーチやいい先生は、ほめるタイミングが絶妙です。会社でも、うまく褒めて部下をやる気させる経営者が、優れた経営者だと言われます。一番いいのは、あなたの両親から、『きっとうまくいくよ』、という言葉をもらうことです。でも自分でその言葉を集めることもできます。それは、『お前うまくいくよ』、と周囲の友達に声をかけると、それがあなたにかならず返ってきます。
ちょっと試してみてください。人からかけられるプラスの言葉は、あなたのやる気をぐっと押し上げてくれますから。