勉強の計画がうまく立てられない
勉強の計画がうまく立てられないという生徒からの相談です。うちの塾生にも勉強の計画を立てるのが苦手で、どうすればいいか私に意見を求めてくることがよくあります。計画が立てられないと言ってもいろんな段階があります。
勉強の計画をてるということは、受験や試験までに身につけておかなければならない知識や能力を想定して、そのために必要な教材を選び、それをいつまでにマスターするのかを決め、そこからその月の勉強量、1週間、1日の勉強量を割り出していけば、それが勉強の計画になります。この時にどんな教材がいいか、どれだけの教材をやれば合格点を取ることができるかなどに関して、私にアドバイスを求めてきます。この場合は比較的アドバイスは簡単です。
しかし勉強の計画が立てられないといのは、むしろ勉強の計画を立てたくないという場合が多いです。それは勉強の計画に縛られるのが嫌だ、自分勝手にやりたい。または計画を立てても計画どおりにいったことがないので、もう立てたくないというのがあります。
縛られたくないというのは、まだ勉強に対するモチベーションが低いからで、もっと受験や成績が切羽詰まったものとなれば、立てざるをえなくなります。問題は計画どおりにいかない、いったことがないので、もう計画を立てるのはうんざりだ、という場合です。
そういう人はいざ勉強の計画を立てると、盛りだくさんの計画にしてしまいます。あれもこれも一度に挽回すようと、欲張ります。もっと実力をつけたい、もっと成績を伸ばしたいという気持ちが強くて、それを一気に達成しようとすからです。だから計画どおりにいかなくて嫌になってしまうのです。
あなたにもこのような心当たりがありませんか。百かゼロかの傾向があなたにはありませんか、心当たりがあるなら、最初から無理をしてはいけません。ものごとは少しずつ達成していくのが、成就する秘訣です。焦らず最初は小さいいことから始めてください。たとえば毎日教科書を決まった時間音読しようとか、計算問題を10問解こうとかからでいいです。そして自分とのその小さな約束を守るようにしてください。そうすれば少しずつ勉強の計画が実行できるようになってい きます。