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計算ミス 3

349今回も計算ミスをなくす方法を、前回に続いてお話しします。丁寧に計算をすること、テストのときに計算の過程をきちんと残しておくこと、そのためには、じょうずに問題用紙を使えるように訓練すること、また模擬テストでは、問題用紙をどのように使って計算するかを、意識的に練習すること、これらのことを前回ではお話ししましたね。

これらにさらにつけ加えてお話するならば、初歩的な計算ミスをする人は、計算を途中で省略しています。これは特に中学生に多いです。計算ミスの多い人、ちょっとオーバーなくらい一々計算を紙に書いて計算してください。途中の式を省略して、頭の中だけで計算しないようにしてください。時間がかかってもいでですから、確実に計算してください。計算ミスが多い中学生を傍で観察していると、まだ習ったばかりの分野なのに、私よりもずっと計算を省略しています。中学生は最初にこのような癖がつかないように注意してください。丁寧に計算すると時間がかかります。じれったくなって、つい省略してしまいたくなりますが、そこは忍耐です。自分の気持ちとの戦いです。がんばって自分のあせる気持ちに勝って丁寧に計算してください。

これまで、計算ミスをなくす色々な方法を述べましたが、なんと言っても、計算ミスを減らすキモとなるのは、計算ミスをしたときの悔しさの大きさです。その悔しい気持ちが大きれば大きいほど、自分でなんとかしようとして、ミスをなくすようになります。それが一番の解決方法です。だからあなたも、計算ミスをしたら、こんなひどいことはないと思って、涙が出るほど悔しがってください。

 

 

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