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記憶の棚を作る

wall20130717001s暗記は受験勉強の要ですね。極端に言えば勉強じたいが、暗記そのものと言ってもいいくらいです。そこでどうすれば効率によく覚えられるかです。以前記憶に定着させるには、つぎの日の復習が効果的だと、記憶と忘却の実験データを根拠に説明しましたね。科学的検証によれば、次の日の復習が最も効率的だということでした。

今回も暗記の仕方の工夫です。丸暗記はある意味楽ですね。なぜなら暗記するための下準備が必要ないからです。しかしたとえば意味のない数字の連続を、ただそのまま丸暗記するのは、時間がかかるしおもしろくないので、すぐに飽きてしまいます。効率が悪いですね。そこで少しでも飽きがこないように暗記するには、下準備が必要です。ノートにまとめたりするのも暗記の下準備の一つです。暗記することがらに意味づけするのです。

またノートにまとめることによって、その覚えなければならないことが、その勉強全体のどこに位置するかを、確認できます。特に世界史や日本史などは、その語句が全体のどこに位置するかはっきりすることが大事です。それは、教科書などで確認するだけでなく、一度大きな紙に書いて、全体の地図のようなものを作っておき、その地図のどこに入るかを確認しておくと、記憶が定着しやすいです。全体地図は自分で作ります。そうしてその地図が頭の中はっきりとに描けるようにしておきます。頭に描けるというのは、一度自分で描いた地図を、見なくても、別紙に同じものがすぐに描けるということです。

有機化学なども、有機化学全体の大きな地図を作っておくことをお勧めします。またこの地図の描くときに、マインドマップの知識を利用すれば、もっといいかもしれません。暗記は下準備が必要です。下準備をせずに丸暗記するのは、とりあえず手間がかからないので、すぐその方向に受験生は逃げる傾向があります。しかし最初に手間をかける時間を惜しんではいけません。受験勉強の暗記の量は膨大です。丸暗記では追いつきません。受験生のあなた、じっくり時間をかけて、下準備をしてから暗記してくださいね。

 

 

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