勉強の計画の失敗
勉強の計画を立てても、いつもうまくいくとは限りません。計画倒れという言葉もあります。私の経験から言えば、むしろ計画どおりにいくことが、めずらしいくらいです。それでも計画を立てたほうが、ずっとたくさん勉強できます。計画は欲張って立ててしまう傾向があります。いつも計画どおりにできるくらい意思が強ければ、どんなものに挑戦してもうまくいくはずです。苦労しません。成績も伸びる一方です。むしろ計画どおりにできないからこそ、計画を立てなければならないのです。
たまに勉強の計画が立てられないと言う人がいます。まだ中学1年は2年生ならば、そこまで必要ないですが、大学受験や浪人生は、勉強の計画を立てられなければだめです。計画をだれか別の人に立ててもらうというのもありますが、それはお勧めではありません。塾や予備校を頼ってしまう場合です。だれかに依存してしまうのです。そうすると、自分の不安を自分以外のところに預けることになり、一時期は気分が楽になりますが、それで は他人の基準で生きているのと同じです。アドバイスをもらうのはいいですが、決めるのはあなた自身でなければなりません。
計画を立てて何 かにチャレンジする、受験など何かを獲得しようとして、自分を成長させる。そんなときは計画を立てるものです。ただなんとなく過ごしているだけは、成長がありません。だからあなたも、勉強の計画を立てて、チャレンジしてください。計画は計画どおりに行かなくてもいいのです。計画どおりにいかそうとチャレン ジすることに、意味があるのです。ちょっと計画どおりにいかないからと言って、勉強の計画を立てるのをやめてしまうのはよくありません。