国の学力調査によると、トップは毎年、秋田、青森、富山、福井、石川などで占められています。上位県に共通する傾向は、三世代同居が多いことだそうです。学力が高い地域は体力も高く、早寝早起きといった生活習慣が、しっかり身についているようです。それに加えて家族でよく話をするし、携帯電話などあまり使わず、お祭りなどの地域の行事には、家族みんなで参加するという共通の行動が見られるそうです。これは家庭・家族が教育の核となるのだということの、証拠です。
塾で生徒を指導していても、このこがよくわかります。成績の伸びる生徒は、家庭環境がしっかりしていることが多いです。そういう生徒は、精神が安定していて、勉強時間も安定的に増えていくので、必然的に成績が上がります。
もちろんうちの塾にも、両親がそろっていない生徒もいます。それだからと言って、そういう生徒が、いつも勉強ができないとうことではありません。むしろその逆境を克服した場合、飛躍的に実力をつけ、学校の先生や同級生をびっくりさせる点数をとることも、しばしばあります。しかしそのいうときでも、親の精神的支えが、大変重要です。
そこでお母様にお願いです。お子様に勉強しろ勉強しろという前に、お子様に充分な愛情を注いで、お子様の言うことにも耳を傾け理解し、安心して勉強できる環境を整えてあげてください。