古文は日本語だと思ってなめてかかると、痛い目にあいます。我々同じ日本人が書いた文章だから、ある程度は読めばわかります。しかしそれで安心していては、古文で合格点をとることはできません。古文の習得は外国語の習得と同じだと思って勉強してください。
古文の勉強は英語の勉強と似たところがあります。語学だから当然かもしれません。古文法があり、古文単語があり、古文の長文読解があります。そして古文の勉強も英語と同じように、音読が重要です。とくにまだ高校1,2年生の人は、教科書を100回ぐらい音読してください。たぶん学校の授業では、教科書に載っている文章は、詳しく文法事項の解説もしてもらっているはずです。また完全に現代文に訳しているはずです。そこまでやりこんでいるから、音読する価値があります。
古文の入試問題も、英語と同じように、読解が中心です。古文法は重要ですが、点数から言えば、入試問題のわずか1割くらいです。だからといって古文法は、手をぬいていいわけではありません。古文法は簡単な文法問題集を1冊仕上げてください。それだけで十分です。助動詞などの活用は、毎日声に出して2~3回読むだけで、すぐに覚えてしまいます。ここも音読が肝心です。
古文の音読、是非続けてくださいね。これだけで古文が得意教科になると思いますよ。