うちの塾には、いつも集中してたくさん勉強できる塾生も、集中が続かなくてすぐ勉強が飽きてしまう人もいます。どの塾生も気持ちの上では、たくさん勉強したいのでしょうが、それぞれ性格が違うので、なかなか思い通りにいかないものです。
これは私のこの塾での感想ですが、極端に勉強に飽きっぽい人は、天才肌の人が多いようです。1時間で集中力が切れたり、短い場合は30分でやる気がなくなってしまう生徒もいます。全員が全員天才肌に限ってそうなのだというわけではありませんが、その傾向が強いです。生徒を指導する私から見れば、こんなにいい頭を持っているのにもったいない、もう少し勉強時間が増えれば、グンと成績が上がるのにと、思ってしまいます。
こんな場合どう勉強すればいいでしょうか。私の立場から言えばどう指導ししたらいいかです。そういう生徒をよく観察していると、勉強時間の集中力には、ある一定のパターンを見つけることができる場合があります。1時間で飽きる人がそれ以上勉強すると、疲れてますます勉強が嫌いになってしまいます。そういう場合は無理強いをしないことです。お母さんのあせる気持ちはわかりますが、あまり勉強に追い立てると、かえって勉強しなくなります。
そういうときは、1時間勉強して30分遊ぶ、そしてまた1時間勉強するという習慣をつければいいです。これでは勉強量が少ないと思うかもしれませんが、無理強いして勉強が嫌いになってできなくなってしまうより、結果としてずっとたくさん勉強ができるようになります。
勉強と休憩時間のとり方のパターンは、人それぞれ様々です。周囲の人がわき目もふらず勉強しているからといって、あなたがそれをそのまま真似るこはありません。コンプレックスを抱くこともありません。あなたは、あなた自身に似合った勉強のパターンを見つけてください。