あなたにも苦手な教科があると思います。苦手な教科の偏差値を上げるには、その教科の勉強時間を増やすしかないのですが、それでも、数学や国語など、偏差値を上げるのに苦労しているのではないでしょうか。そこでその克服のため、一つの方法を紹介します。
問題を寝かせるということを、してみてください。問題を寝かせるというのは、一度取り組んでできなかった問題を、すぐに答えを見ないで、しばらくそのままほっておくことです。ほおっておくと言っても、つねに頭の隅には置いておくのです。そうすれば、あなたの頭脳が、勝手に考えて、答えを出そうとしています。
このやり方は、日本史や世界史の暗記教科には、向いていないようですが、暗記教科もうまく自分のまとめたノートや、やりこんだ問題集や教科書があれば、問題を寝かせていると、あるとき答えが思い浮かんだり、いいアイデアを思いつくことがあります。
一番このやり方に向いているのが、数学や現代文です。数学はいつも答えが思いつくわけではありませんが、違った視点から問題を観れるようになります。現代文は問題を寝かせていると、正解が浮かぶというより、文章の理解が深くなっていきます。
科学者の歴史上の発明発見は、解決しなければならない問題を、頭においておくと、あるとき突然訪れたヒラメキによるものだと聞いています。苦手教科の克服にもこの方法を、あなたも試してみてください。時間をおくということは、少しじれったいですが、一度このやり方がうまくいくと、余裕を持ってこの方法を楽しめるようになります。