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自分の能力にあった勉強の仕方

item20130706006s英語長文の勉強の仕方を、高校3年生のうちの塾生が、学校の先生に尋ねました。これから夏休みです。受験生にとっては実力をつける大事な時期です。高校の英語の先生は、センターやセンター模試の長文を毎日1回分ずつやって、そこに出てきた英単語を覚えなさい、という指示でした。彼女が通っている高校は偏差値55ぐらいの、中堅の上位にあたるレベルの高校です。そこでの彼女の成績も、中の上です。ちなみに彼女は理系です。

毎日1回分の英語長文をこなすのは、彼女には負担が大きすぎます。問題文を読んで、ただ回答するだけなら、そしてそこに出ている英単語を調べるぐらいなら、時間が足りるかもしれません。しかしそんな勉強では実力がつきません。時間だけを浪費して、無駄なエネルギーを使い、実力がともなわないので、勉強がいやになっていまうとも限りません。

それに対して、私が示した英語長文の勉強のアドバイスは、毎日やる長文は一つで十分です。試験1回分ではありません。でもその分しっかり読み込んで、勉強するようにと、指示しました。もちろん意味がとれなかった英単語は、そのたびに完全に覚えること、それと一番重要なことは、しっかり復習することです。

英語長文の復習は、おもに音読をくりかえしすることです。きちんと和訳ができていれば、音読するだけで日本語訳がスラスラ出てくるはずです。またそのくらいきちんと、英文を読みこなさなければなりません。そうして音読を20回ぐらいするように指示しました。そこまでして、初めて英語長文の勉強をしたことになります。中途半端な勉強では、時間と労力ばかりかかって、無駄に終わってしまいます。

高校の英語の先生は、一流大学を卒業し、しかも英語が得意な人たちです。それで英語の先生をしているのでしょうが、先生はIQが普通の人より高いと、考えていいです。だから、その先生の勉強の仕方を鵜呑みにしていては、やけどします。受験生は自分の身の丈にあった勉強をしなければなりません。

(ただし進学校に通っていたり、もっと英語の実力がある受験生は、その限りではありません。)

 

 

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