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自分のものになるまで、(マスターすこと) 1/2

080授業を受けていて、なんとなく理解した気になる。授業を受けただけで、わかったっと思ってしまう。これはよくあることです。とくに予備校の授業を受けだけで、理解したつもりになって、家に帰って解いてみると、全然できないということは、よくあります。むしろ授業だけでマスターすることは無理です。

よく学問を修めるのには、5つの段階があると言われています。まずその学問の概略を知るというのが最初の段階です。何の勉強をするのか、どういうふうにどの問題を解けば、どういう力がつくのかの、情報を得なければなりません。それが、最初の情報を得る段階です。参考書や教材を選ぶことから、勉強の方法まで、受験勉強に必要な情報を集めて、分析しなけ ればなりません。塾や予備校に頼ってしまうのも一つのやり方ですが、この最初の方針を誤ると、後で大きなつけがまわっています。

その次は、具体的に問題を解いて、できなかった問題の、解答や解説を読んで理解することです。数学など理系の教科は特にそうですが、英語や現代文の解答も、なぜその答えになるのかの、明確な理由があります。それを完全に理解しなくてはなりません。ここで重要なことは、暗記だけに頼らないことです。理屈をたどるのが面倒くさくなると、つい丸暗記しようとします。 きちんと理解することは、エネルギーがいります。しかしそこは頭に汗をかいて、ふんばってください。どれだけふんばれるかで、実力の伸び率が大きく変わってきます。長時間勉強しているのに、今一実力がともなわない受験生に、このタイプが多いです。論理をつめていくのは、忍耐が必要です。うわべだけをなぞった勉強では、どんなに時間をかけても実力がつきません。そういうのをツメがあまいと言います。勉強のやり方そのものは、そんなにずれていなくても、このツメがあまいと伸びません。やっかいなことは、傍で私が観察しても、なかなかどこまでツメているか判断しづらいことです。頭の中まで覗き込むことはできないからです。調べる方法がないわけではないのですが、それは後で述べることにします。

(ただし丸暗記をしなければならないところは、完全に暗記してしまわなければなりませんよ。ツメのあまい暗記ではだめです。)

 

 

 

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