わかっているのに、勉強できない 1/2
塾生からの、『勉強しなければならないのは、
その塾生は高校3年生の受験生です。志望校はマーチレベルを目指しています。(マーチとは、明治、青山、立教、中央、法政、の各大学を言います。)本人の今の実力より少し上をめざしています。
やらなければいけないことをよくわかっているのに、気力が沸かないのは、勉強しなければならないと、頭で考えているのと、勉強したくないという心 の抵抗が、それぞれ逆のベクトルで動いていて、精神を引き裂いているのです。志望校に受かるには、どうしても7月までにこの単語集を覚えなけばならないとか、この問題集を3ヶ月以内にどうしてもマスターしなければならないとか、高い目標を掲げている人ほど、その亀裂が大きくなります。だからがんばっている受験生ほど、そういう状態に陥りやすいです。その対処法として、私は3つの解決策を提案しました。
まず一つ目は、やる気のないときは、負担の少ないものから勉強することです。たとえば、好きな教科、難しくない教科を勉強します。また復習を中心に勉強します。ほとんど覚えていたり、理解してしまっている分野でも、復習することの意義は大きいです。それでもまだまだ実力がついてきます。このコーナーで何度も 私が強調
気力がわかないときは、あせって勉強を先にすすめることをしないで、ここは逆にチャンスだと思って、復習に専念してください。