ザッケローニ監督は、メンタル面でのそういう日本選手の特徴を、見抜いていなかったと思います。確かにサッカーのことに関しては一流でしょう。サッカー チームを勝ちに導いたり、それもあくまで日本以外の国のサッカーチームを、勝ちに導くことにかけては、すぐれた人かもしれません。しかし外人である彼には、 日本人のメンタル面を、そこまで理解することは、難しかったのでしょう。

組織ができてしまうと、その組織が硬直してしまうことがよくあります。それがある意味組織の属性です。今回のワールドカップの日本チームも、そうだったのではないでしょうか。そういうときには、外部から新しい血を入れ ることが一番の解決方法です。少し組織をかき回して、頭をシャッフルさせるのです。外部から新しい血を入れた後も、チームワークを維持するためには、違った考えや動きが必要になってきます。それに瞬間的に対応するために、今までつちかってきたものがでてくるのではないでしょうか。サプライズな選手を起用して、ちょっとストレスを与えた方がよかったかもしれません。

受験勉強も、あまり自分のやり方だけに慣れて安心してしまうと、時として、うまくいかないことがあります。人間はうまくいくパターンを作ってしまうと、そこに安住する傾向があるからです。現状のままが居心地がいいのです。

その中で安住して失敗しないように、ときにはちょっと環境を変えて新たな刺激を入れみたり、受験とは全く関係のない本を読んでみたり、受験教科とは違うあなたが興味を持てる分野の勉強を、少ししてみたりすることで、よりいっそうあなたの受験勉強がはかどるかもしれません。サッカーワールドカップでは、日本チームが力を発揮できなかったことを、よく調べてみるだけで、なにか受験勉強を成功させるコツが見えてくるかもしれませんね。