日本は災害大国です。３・１１の東北の震災の記憶もまだ生生しく、まだ東北も復興の途中ですが、地震大国でもあります。台風による被害も大きいです。ヨーロッパなどの大陸の川をみればわかりますが、大陸の川はゆったり流れています。見た目では水が動いているかわからないくらいです。でも日本の川は、流れが速いです。山の渓流を流れているかと思えば、すぐに平野を駆け抜け、海に到ります。それだけに少し雨量が多いと、すぐに氾濫します。

特に地震は恐ろしいですね。東北のような地震が、東京で起きれば日本全体が麻痺します。政府の研究機関による発表では、首都直下型の地震が、３０年以内に起きる可能性が、７０パーセントとだということです。国土面積が世界の０，２５パーセントに過ぎない日本が、マグネチュード６以上の地震の、６０パーセントが日本で起こっているそうです。

さらにつけくわえると、日本が高度成長期に作った橋が、今架け替え時になっています。全国には、老朽化して、なんとかしなければならない橋が、たくさんあるそうです。

たぬきしか通らない道路を作ったりしていると、少し前まで公共事業は、無駄の塊のように報道されて、マスコミの攻撃の対象とされていましたが、そのことで日本の公共事業は、ピーク時の、３分の２に減らされてしまいました。公共事業が多い時は、日本の景気は良かったです。それは明確に統計に出ています。無駄な公共事業で、国債＝政府の借金（国の借金）が増えると非難されて、公共事業が減らされてしまったのです。