数学の証明問題が嫌い 3/3
わからないところが明確になり、そこがわかるようになれば、次は解答を丸写しさせます。先ほども説明しましたが、証明問題には解答の書き方のパターンがあります。をれを身につけねばなりません。証明問題が苦手な生徒はこれが身についていないのです。身についていないのに、新たな問題を解こうとして、できないできないと愚痴をこぼしています。
数学もある意味暗記教科です。自分で考えて解いたように思っていますが、同じ問題かよく似た問題を解いて、覚えているから解けるようになるのです。そこを勘違いてはいけません。
特に証明問題は、解答のパターンを覚えなければならないのです。
覚えるためには、反復練習するのみです。まずは数学の教科書の例題を書けるようになってもらいます。丸暗記ではありませんが、とにかく覚えさせます。少し時間をおいてから何度も書かせます。またその生徒の能力を考えて、学校から提供されている問題集の中からも、選んでそれに加えることもあります。
同じ問題を3~5回もやれば、証明問題ができるようになります。でも時間があればもっと反復させます。本人はできるようになってきたので、もっと難しい問題を解きたいと言います。でもそこはできるだけ我慢させます。というのはこの基礎を築くことが、後で数学がどれだけ伸びるか、または数学の苦手意識がなくなり、 数学が好きになるかを決める、重要な要素になるからです。ただし中間試験や期末試験の準備もしなければならないので、どれだけ勉強時間ゆとりがあるか次第です。そこのところが私の悩みどころです。
どうでしたか、参考になりましたか。証明問題、得意になってくださいね。