穴狙い 1/2
笑顔の学習塾は新宿区西早稲田にあります。
朝食と昼食をかねて、朝一番にその学食を私はよく利用しますが、昼時は学生でいっぱいになるその食堂も、朝はほとんど人がいません。食堂は全面ガラス張りの、3階くらいある吹きぬけの中にあり、とても学食とは思えないほど豪華な施設です。私が早稲田に在籍していたころとは一変して、おしゃれな食堂になっています。料理の味もずっとよくなりました。かつての学食は値段は安いがおいしくない、まるで家畜に餌を与えるような 雰囲気がありました。
そんな今はよくなった学食に、朝一番に行くと、窓際のいい席に座ることができます。3階に届くような全面ガラス張 の向こうは、リーガロイヤルホテルの庭をかねた、大熊ガーデンハウスの庭園が見渡せて、眺望は一流ホテルなみです。味はそこそこだが、値段はリーズナブルです。500円くらいでバランスのある食事ができます。小皿が何種類もあり、またグラム売りのバイキングのような料理もあり、野菜もたっぷりとれてヘル シーです。
この早い時間には、普通に勤めている人は学食をもちろん利用できないし、学生も授業があれば行けません。そこで私はゆっくり食事を取っています。ささいなことのようですが、人とは少し違った行動をしているだけで、そこは競争率が低くて、間単に楽な想いができることがあります。受験勉強は多くの人が、同じ目標に向かって進みます。もし許されるならば、また模試の偏差値がいつも70以上なら、ほとんどの人は東大に入りたいのではない でしょうか。そのくらい受験は目標が一点に集中します。だから厳しいのです。
そんな中でもうまく穴を探せば、楽に合格できることがあります。受験校選択にあったては、合格の条件をよく調べてください。競争率はもちろんですが、推薦 入試でおもわず穴があるものです。最近のうちの生徒の例ですが、日大法学部や生産工学の推薦入試などで、とても一般入試では合格できない生徒が受かりました。 国士舘の推薦入試にも競争率が1倍程度のところがあり、うまくそこを狙えた生徒もいました。また震災時の福島大学も競争率が低かったですね。たしか学費も減額されたように思います。もちろん高校受験でも同じです。受験校を選択する時はこだわりを棄てて柔軟に決めることも大事です。