あなたは同じ英文を１００回音読したことがありますか。ある雑誌の大学受験の合格体験記特集で、東大に現役合格した学生の話がありました。彼はどの受験教科も、できるだけ参考書を減らすことを心がけたようです。特に英語に関してては、少ない教材を完全に自分のものとするために、音読を徹底的にしたそうです。英語の長文は、同じ英文を少なくとも１００回は音読したそうです。

100回音読すれば、ちょっと記憶力のある人は、文章をほとんど覚えてしまいます。そこまでいかなくても、その英文の中の文の構造などの文法、また英単語や英熟語を、そんなに苦労せず覚えてしまいます。彼の話によれば、 英語の勉強に不安を感じた時ほど音読にもどって、今まで学習したところを繰り返し音読したようです。あせって新しい教材に進めることをいましめていたようです。それが受験英語上達の極意です。

彼は同じ英語長文の教材の音読をしたそうですが、英文法問題の短い文章の音読もお勧めします。選択肢のある英文法の問題は、正しい答えを入れた状態で音読してください。カッコのある問題は、その中に正しい答えを入れて、完全な文章にしてから音読してください。生後訂正問題でもやり方は同じです。正解した正しい文章を音読してください。またその音読した教材のリスニングもしてください。リスニングができるために、教材は最初からCDつきのものを選んでください。そしてその英文のシャドーイングまでしてください。そうすれば、発音問題やリスニング問題にも強くなります。

このように、一つの教材を多面的に学習することが、英語の偏差値アップのコツです。労少なくして効果が大きいです。またこのように多面的に一つの教材に取り組んでいくと、勉強が楽になるだけでなく、勉強することが楽しくなってきます。ここが受験勉強のコツです。あなたもしっかり実践してくださいね。