勉強ができない、成績があがらない原因は、まず第一に勉強不足です。その次に来るのは勉強のやり方が悪いということです。それはまず学校や塾での授業が、 その人の実力にあっていない、または使っている教材が実力に合っていないというのがあります。教材が実力に合っていないと、勉強がいやになって続けることができなくなってしまいます。多くの人が自分の実力より上の教材を選ぶ傾向がありますが、上のランクの教材を苦労してでもやり抜くことができれば、それは それで実力がつくのでいいことです。しかしそのためには、大変な意志力とエネルギーが必要です。なのでほとんどの人は、途中で挫折してしまいます。

まずはどんな教材を選ぶかが問題で、自分の現状にあった教材を選ぶことができるかが重要です。そしてその次のポイントは、その教材のやり方です。どんなふうに勉強したらよいか、教材を勉強するそのやり方が、より重要です。たとえ自分の実力よりランクが上の教材であっても、やり方しだいで、自分にあった教材に変化します。私の仕事は、モチベーションを上げ、勉強時間を増やす手助けをするとともに、その人に合った教材を選び、その教材のその人に合った勉強の仕方を指導することです。

ようするに勉強のやり方を指導するわけですが、その勉強のやり方に関して、どうしてもおさえておいてほしいことがあります。それは今まで何度も私が強調していることですが、勉強の負担を軽減するということです。英語でも数学でも難しくて、その教材を学習することが苦しくなってくれば、すぐ解答を読んでしまって、問題を解くことの負担を軽減してください。先に答えを見てから問題にあたるという方法もあります。そのくらい思い切って勉強のやり方を変え、精神的負担を軽減してください。それと次に大事なこと、これも私がいつも強調していますが、教材の量は絞って、それを何度も繰り返し復習してください。もう完璧に正答できても、まだ繰り返してください。ちょっとできるようになったからといって、他の教材に手を出すことは、決してしてはいけません。教材を絞り繰り返すことが、最も早く力をつける方法で、合格への近道なのです。あせりは禁物です。

これらのことは私から見れば簡単なことなのですが、なかなか受験生にはできないようです。色々と邪念が入っ来るからでしょうか。だからそのために、私が塾でアドバイスしているのです。