笑顔の学習室では、帰るときの挨拶を特に大事にしているのですが、挨拶はすべての基本です。私は皇居を週に2~3回はランニングするのですが、皇居ランナーのためのシャワールームの施設が、皇居周辺にはいくつかあります。私もその一つ施設の会員です。(ちなみに会費は1ヶ月2000円です。安いでしょ。) 私は早朝にその施設を利用することが多いのですが、早朝は出勤前のサラリーマンでいっぱいです。
出勤前にランニングして、一汗流してから仕事に取り掛かろうという人は、元気だし仕事に対するモチベーションも高いと思います。私がその施設を利用し始めたころは、その施設を利用する皇居ランナーはランニングした後、みんなただ黙々とシャワーを浴びて着替えて帰るだけで、だれもが挨拶を交わしていませんでした。そこで私は積極的に挨拶を交わすようにしました。最初は 「おはようございます」 と声をかけても反応がよくありませんでした。私の顔をじろじろ見て怪訝な顔をする人もいました。おそらく 「この人だれ、知り合い?」 と思っていたのでしょう。
あまり反応が悪いと、もうやめようか、もうやめてみんなと同じようにおとなしくしていようか、と思ったりすることもありましたが、挨拶をされていやな気持ちになる人はいないという信念の元に、大きな声で挨拶をするようにしていました。すると私が声をかける前に、向こうから挨拶をしてくれる人が少しずつ増えてきました。それに従って仲間も徐々に増えてきました。
今では、私の挨拶がきっかけで仲間の輪がひろがり、ランニングだけでなく、その仲間から自転車部やトライアスロン部もできました。私がトライアスロンを始めたのもそんな仲間から誘われたことがきっかけです。年齢も20代から70代までいます。5月の新島のトライアスロンも11人で参加しました。その中で最高齢は72歳です。もっともその人は、リレーのチームの一員で、ランニングのみの参加です。でも72歳はすごいです。