先日たまたまＮＨＫの大相撲の実況中継を見ていました。そこでは長い現役生活をしてきたプロ野球の元選手が、解説室のゲストとて招かれていました。ＮＨＫのアナウンサーが、その元野球選手に対してこんなことを尋ねていました。

「野球と大相撲を御覧になられて、両方に感じられる何かスポーツの共通点のようなものと、野球の現役選手を長く継続できた秘訣はありますか？」

それに対してその野球選手は、

「大相撲を見ていて、挨拶する礼儀が皆さん徹底されていて素晴らしいと思います。球場に入る時は、私はグラウンドに向かって必ず挨拶していました。大相撲の場合も、皆さんが動作の随所で礼を何回もされています。何に向かって挨拶するかは、私は野球のグランドにも神様が居ると思ってするんですよ。大相撲の場合も、まさに土俵に神様がおられる気がしました。このような挨拶をできる謙虚な気持ちが、現役生活を長くさせる秘訣だと思うんですよ」

と返答されました。

何年か前に、トイレの神様という歌が流行りましたが、野球のグランドにも土俵にも神様がおられるのですね。礼をつくし挨拶することで、その場に神様が宿るようになるのでしょう。さらにトイレもそうじをすれば、神様がやってくるそうです。神様はきれい好きみたいですね。

うちの塾では挨拶をとても大事にしています。勉強が終わって塾生が帰る時の挨拶は、塾生と私がともにきちんと頭を下げて、「ありがとうございました」　とお互いに帰りの挨拶をかわします。