英単語は毎日何個覚えればよいか? 2/2
高校の英語の先生は、もともと学生時代英語が得意だった人がほとんどです。高校一年から、あるいは中学生の時からコツコツ語彙力を蓄えてきたにちがいありません。だから今からすぐ急速に、英語の実力をつけなければならない受験生の状態を、的確に把握することができないのです。気をつけてください。
英単語の意味を覚えることは、受験生にとっては一番重要な課題です。何よりも優先して克服てしまわなければならない課題です。英語の語彙力がつくと、英語長文を解くのも早くなるし、英文法の問題を解いていても、単語の意味を調べることに時間が奪われなくなって、勉強の効率が格段に向上します。私に言わせればむしろ、英単語の語彙力がついて初めて、受験勉強のスタートラインに立つことができるという感じです。
偏差値が40そこそこの、まだ受験 勉強を始めたばかりの受験生にとっては、一日50個は数としては少しきついですが、単語数を減らすより、たとえば4日間続けてきつくなってくれば、ようするに最初に覚えたはずの英単語をもう忘れてしまって、その復習が大変なら、5日目は復習だけにしてください。そのようにしてインターバルを設けながら、なんとかして早い目に英単語をマスターしてしまうようにしてください。
なお先に進めていける目安は、7割がた英単語の意味を覚えていることです。復習して記憶が 7割を切っていれば、すこし立ち止まって復習に専念してください。また皆さんはわかっていると思いますが、日本語から英語ではなく、英語から日本語が言え れば合格ですよ。だからスペルを正確に覚える必要もありませんよ。ここのところくれぐれも気をつけてくださいね。でないと膨大な時間がかかってしまいすから。