今はもう５月の中旬です。高校３年生から、毎日いくつを目安に英単語を覚えたらよいかという質問を受けました。もちろん各受験生によってその答えは違いますが、その受験生には、一日５０個を目安として覚えるように、指導しました。

彼女は、中堅の都立高校に通っていて、受験勉強を本格的に始めたばかりでりです。英語の問題集を解いていても、まず意味の知らない英単語に、たくさん出くわします。英語長文読解問題はもちろんですが、英文法問題集でもわからない英単語が多いそうです。英語の偏差値は４０代の初めというところでしょうか。このくらいの実力の人は、模擬テストや入学試験の英語長文は、ほとんど意味がとれていません。

勉強のやり方に迷っている受験生は、このぐらいの 実力の受験生が最も多いと思います。偏差値５０近くになれば勉強のやり方や、勉強した時の手ごたえなどもわかるようになってくるのですが、まだ偏差値 ４１～４２ぐらいだと、何をどこからどう勉強したらよいかよくわからない、またやってもそれで実力がつくか確信が持てないというところではないでしょうか。

彼女は一日５０個を目安に英単語を覚えることにしたのですが、５０個では少しきつくて、学校の英語の先生にそのことの愚痴をこぼし たところ、一日１０個ぐらいにすればいいんじゃないんの、というアドヴァイス受けたそうです。しかし私に言わせれば、一日１０個では少なすぎます。彼女がまだ高校２年生なら、それでもまだ充分間に合いますが、もう高校３年生です。そんな悠長なことを言っていれば、英単語暗記をいつ終わるかわかりません。