先日ソチで行われた冬季オリンピックの、スピードスケートを見ていて、１位の選手と２位の選手の違いはなんだろうと考えてしまいました。０ コンマ１秒の差を争うのですが、その違いがどこから生じるのでしょう。もっとわかりにくいのが、ボブスレーです。ただ滑降するだけでの競技ですが、そこでコンマ何秒の違いを争います。

ひょっとしてあの１位になった選手は、ただ運がよかっただけなのではないかと思ってしまいます。ボブスレーは、ただ滑り落ちているようにしか、素人には見えません。しかしそこには、世界の中で競う何かがあるはずです。みんなそのコンマ１秒にかけているからです。

受験勉強もそのコンマ１秒で合否の結果が違ったりします。コンマ１秒というより、たった１点で天国か地獄かというところでしょう。オリンピック選手やアス リートは、そのコンマ１秒を縮めるために、毎日激しいトレーニングをするのです。昨日よりは今日、今日よりは明日にと、少しでも前に進めようとしています。

今日努力できなかったら明日はありません。今日少しでも前に進めなかったら、先には進めないのです。昨日と今日を比べても進歩が見えないかもしれません。それでも長い目でみれば、少しずつ前に進んでいます。がんばっていても、ときには後退したように感じることもあるでしょう。しかしあとから見れば必ず前に進んでいます。あるいは、前に進むために一時期後退したように見えただけなのかもしれません。

アスリートの世界も、受験勉強の世界もある意味同じです。運は努力している人のところに転がり込みます。日々の積み重ねが、正しい結果を作ります。受験生のあなたも、毎日の勉強、しかっり積み重ねてくださいね。