この春入学したばかりの新高校１年生に、これだけは今から勉強しておいてほしいというものがあります。英語の勉強です。もちろん高校で英語の授業が、中学のときよりたくさんあるので、英語の勉強をしないということはありえません。しかも高校に入って、英語が特に難しくなったと感じている人が多いと思い ます。だからもちろんみんな英語の勉強をせざるを得ないのですが、それとは別に自分で英語の勉強をしておいてほしいのです。学校英語の授業とは別に、やっておいてほしいのです。そうすれば、他の高校生と、あとで大きな実力差をつけることができます。

英文読解の教材を一冊仕上げてください。 おすすめは、速読英単語の入門編です。高校によっては学校側から配布される場合もあります。授業で使う英語の教科書とは違い、全訳が記載されています。学校で使う教科書は、リーダー（英語長文）にせよ、グラマー（英文法）にせよ、解答や全訳がありません。これでは一人で勉強するには、大変な労力です。しかし市販の教材は、当たり前ですがきちんと解答や全訳があり、おまけに解説まで詳しく書かれています。一人で勉強できるように、たくさんの工夫がなされています。学校の教科書は、授業とセットで初めて勉強する価値があります。だから授業にあわせて進めなければならないですが、この市販の教材は自分の ペースで進めることができます。

できれば、この速読英単語（入門編）を夏休みぐらいまでに終えてください。おそくても、高校一年生中には終わってください。そうすれば英単語力もそこそこ付くし、英文読解力の基礎ができます。これで大学入試まで、かなり順調に受験勉強を進めることができます。

やり方ですが、いつも私が強調しているように、繰り返し５０回ぐらいはやってください。そうすれば、完全にマスターすることができます。