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内職  授業中の過ごし方 (高校3年生)

030浪人生は毎日がほとんどの時間を、受験勉強に使えるのだから、1日12時間ぐらいは勉強できるはずです。ところが現役の高校生は、多く見積もっても平日はせいぜい、1日6時間勉強するのが精一杯でしょう。この勉強時間の差は、いかんともしがたいです。

現役生は浪人生に追いつくために、この差をできるだけ縮めなければなりません。そのために授業中の内職をすることになります。今さら説明するまでもないですが、内職とは授業中に授業とは関係のない勉強をすることです。もちろん先生にはわからないように、隠れてする受験勉強です。

授業中の内職は、もちろん学校の先生には嫌われます。「いい大学に合格した生徒は内職せず、いつも授業にもまじめに取りくんでいた」、と言う先生が多いですが、その言葉にはだまされないでください。学校の先生が内職を良く言うはずがありません。あなたも内職をうまくやって実力アップの一助にしてください。

では内職にはどんな教科が向いているか、どんな勉強がいいかです。ずばり、英単語、古文単語、日本史や世界史の「一問一答」、などです。数学や物理化学の、 一度解いた問題を眼で復習するのもいいと思います。数学や国語などの一問解くのに時間がかかるものはお勧めできません。ようするに、あらためて机に向かわなくても、取り組める教材です。

また内職する教材を決めたら、できるだけどの授業の内職も、同じものをすることをお勧めします。やっぱり内 職する正味の時間は短いです。あれもこもと欲張ってしまうと、何をやって何を覚えたかわからなくなってしまいます。英単語なら英単語、今日は一日授業中の内職は、それ一つにして、その日に覚える英単語の数を決めてから、取り組んでください。でないと、時間に流されてせっかくの内職時間が無駄になってしまいます。

学校で授業を受けるのは、高3が最後です。大学やその他の学校でも授業がありますが、クラス単位で受ける授業、小学生からずっと続けていたこの形式の授業は、もうこれが最後です。今ごろになって思いだしてみると、私は授業が懐かしいです。もっとまじめに授業に取り組んでおけばよかったと、少し後悔しています。あなたはその貴重な時間をつぶしてまで内職するのだから、絶対効果のあるものにしてくださいね。

 

 

 

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