その原因はなんでしょう。その根本原因は先に対する不安から生じるものです。このままで大丈夫なのだろうか、これで合格できるのだろうかと、不安に思うことでやる気を作るエネルギーを失っていきます。あれこれ考えることによって不安が大きくなり、その不安がやる気を削いでしまうのです。

不安は自分で勝手につくるものです。人は考えすぎると必ずマイナスの方に考えてしまいます。このことは臨床心理学では常識だそうです。一度じっくり考え、結論を出したことについては、もう後からあれこれ考えてはいけません。考えれば考えるほど不安になってきます。マイナスの考えばかり浮かぶようになってきます。考えれば考えるほどマイナス面ばかりが見えるようになるのが、人の習性だそうです。

一度勉強の計画を立てて、マスターすべき教材を決めたら、その方針を最後まで貫かなくてはなりません。人は普段から考えていることが、現実になって現れます。いつもくよくよ考えている人は、自信のない中途半端な生き方になってしまいます。それと反対にいつも自信満々で、前向きな明るい考えでいる人は、未来が開けてきます。あなたはどちらの生き方を選びたいでしょうか。

もちろん後者ですよね。しかし何でも不安を作る癖の人は、なかなかそこから抜け出せません。その人の持って生まれた性格によることが大きいからです。三つ子の魂なんとやらです。そういうところがあると自覚のある人は、心してその傾向から抜け出すようにしなければなりません。しかしその考えすぎる性格を克服しようという意志さえあれば、克服することができます。