高校3年生、授業はどう取り組むか 3/3
私はこのように高校の成績は悪かったのですが、模擬テストの成績はよかったです。一度学年一番をとったことがあります。これも余談ですが、あるホームルー の時間に、その模試の結果が返却されました。その返却の直前、担任の先生が私の顔をじろじろ見ているので、何か小言でも言われるのかなあと、心配していたのですが、模試は成績順に束ねられていたようです。一番上の私の模試の成績表を見て、いつも劣等性の私がどうして一番なのかと、不思議に思っていたのでしょう。その訝しげな担任の先生の表情が、今でも忘れることができません。
学校の授業には受験に関係ない教科、授業を受けても受験にほとんど貢献しない授業も、たくさんあります。もちろん授業は受験のためだけにあるのではありません。学術的なバックボーンを背景に、学問に興味を与えてくださる、すばらしい授業をしてくれる先生もいます。また、今受験に直接役に立たなくても、あとで役に立つこともたくさんあります。
受験勉強はある意味時間との戦いでもあります。私の例からも、学校の成績と大学合格は必ずしも比例しないことが、理解できたと思います。
あなたもここは割り切って考えてください。ちょっと先生に嫌われるからといって、余計な気を使ってはいけません。受験するのはあなたです。学校の先生が替わりに受験してくれるわけではありません。どうしたら一番効率よく勉強できるか、どうしたら一番合格に近づけるか、よく考えて決めてください。