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歴史を学ぶことの大切さ (追加、3)

217歴史の浅いアメリカには、このことが理解できないようです。アメリカは高々200年余りの歴史しかありません。だから理解できないのでしょう。こんなことが、歴史を学ぶことからわかってくるのです。韓国は今、過去の何千年の歴史に回帰しているのです。

最期に硫黄島のことについて、もう一つ書いておきます。受験勉強とは直接関係のない話は、これで最期にします。あの戦いで約2万名の我々の先輩が、戦死されました。しかしその遺骨収集は、まだ終わっていません。占領後米軍は、硫黄島に飛行場を作りました。2万名の我々の先輩である、戦死なされた日本兵を地中に埋め、その上に飛行場を建設したのです。その飛行場を、今は日本の自衛隊がそのまま使っています。硫黄島は、東京都小笠原村硫黄島です。あそこは日本なのです。なのに、地下に放置されたままの、我々の先輩の遺骨の収集を、ほとんどしていません。今の安倍政権になって、初めて遺骨収集を完成させることになりました。やっとのことです。

安倍総理は、忙しいスケジュールを割いて、硫黄島を訪問しました。自衛隊機で行ったのですが、自衛隊機が硫黄島に着陸し、安倍さんがタラップを降りるとすぐに、滑走路に膝間付きました。そして滑走路をなでながら、滑走路の下に眠る英霊に向かって、何かささやいていました。ニュース映像では、何を言っていたのかわかりませんが、おそらく地下の英霊に向かって、日本国の総理大臣として、あるいは一人の日本人として、英霊に対する感謝と、戦後約70年も、遺骨を放置していたことへの深い謝罪の気持ちを、伝えていたのだと思います。硫黄島の戦いは、圧倒的な米軍の兵力にもかかわらず、人的被害は米軍の方が大きかったのです。だからアメリカでも、硫黄島の戦士たちは、英雄です。

硫黄島では、毎年慰霊祭が行われます。アメリカ側では、生き残りの兵士も、戦死された方も英雄です。その家族や遺族は、アメリカの国費で慰霊祭に参加します。アメリカ国家から、敬意をもって丁重に扱われています。ところが一方我々日本側は、特別な遺族でないと慰霊祭に参加することができません。しかも参加費は自費です。

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