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歴史を学ぶことの大切さ (追加、1)

蝶々硫黄島の話を中心にしてきましたが、このホームページをご覧になっているみなさんに、一番知ってほしかったことは、硫黄島を守備していた日本の兵隊さんたちは、だれ一人として自分のために戦って死んでいった人はいないということです。そのころの兵隊さんは、志願制ではありません。そのほとんどが一般の日本人です。魚やさんや、大工さんや、あるいはサラリーマンをしていた普通のお父さんや、お兄さんたちです。自衛隊や今の米軍のように、志願制、プロの軍人ではありません。その普通の日本人が、家族や祖国のため、公のために、命を懸けたということを、忘れないでほしいです。しかも、その時代の祖国の人々の命を、助けただけではなく、今の私達のような、そのあとの世代の日本人のためにも戦ったのです。

人の人生は高々100年程度です。今このブログを読んでいるあなたも、この文章を書いている私も、100年すれば、もうみんなこの世には存在しません。あした死んでしまうかもしれない、そのくらい儚いものです。そこで、なぜ我々人間は生きているのか、生きなければならないか、考えれば考えるほど難しい問題です。そこをつきつめて考えることから、哲学や宗教が生まれ、その苦悩から詩や文学が生まれたのです。自分の利益だけを追求していては、人生の意味は見い出せないのです。

この結論に至るまで、お釈迦さんも、キリストも苦悩しました。ほかの偉大な哲学者も文学者も、あるいは音楽家や私の父のような画家も、苦悩したのではないでしょうか。私はその人間臭い苦悩に親しみを感じます。お釈迦さんは苦行の末、若い娘さんが差し出してくれた、一杯の牛乳を飲みほすことによって、悟りを得たそうですが、なんとも人間的で、好感が持てるじゃないですか。あなたも純粋な苦悩をしてください。純粋な恋で苦しむことも、また成長の糧です。

 

 

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