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早起きは三文の徳

004「早起きは三文の徳」、ということわざを知っていますか。早寝早起きの功徳を言っているのです。受験勉強でも同じです。早寝早起きの方が、夜型の勉強よりずっと効率がいいです。入学試験の時間も、午前中が中心です。朝方です。

夜みんなが寝静まってから、しーんとした中で勉強すると、集中力も出てくるし、勉強がはかどっているような気がします。しかし私の経験から言えば、たしかに夜中は集中力がある感じがするのですが、あっと言う間に時間がたって、あんまりはかどっていなかったということが多かったです。厳密に比較すれば、朝方の方が効率が良いことがわかります。長期間にわたって勉強の進み具合を測ると、明らかに朝方の方がよくできています。夜型の人は、一度厳密に勉強効率を測定してみて下さい。朝方の方が有利なことがわかるはずです。

人間には体内時計があって、それが25時間周期で動いています。だから人間は、 ほおっておくと、朝起きる時間が一時間ずつずつれて、遅れていきます。ずっと以前にNHKで、人間の体内時計を測定する実験を放映していました。被験者が、 外部の光を遮断した、ほら穴のようなところに2~3週間とじこもると、25時間周期で生活し始めます。被験者が入る部屋には、時計やテレビなど、時間がわかる物はいっさいありません。被験者は自分のペースで寝起きをします。そうすると最初は一定しなかった、起床時間や就寝時間が、一定の法則にしたがってきます。25時間周期のリズムで、一日の生活が回りだすのです。

この実験から、人の体内時計は、25時間周期であることがわかります。だから、朝起きづらいのは自然なのです。もう少し寝たいというのは、体内時計が正確に動いている証拠です。寝る時間が、少しづつ遅くなってしまうのも、自然な姿なのです。だから人間は意識して、24時間の生活のリズムを作らなくてはなりません。朝起きるとすぐに、光を浴びるのも、うまくリズムを作る方法のひとつです。動物の種類によって体内時計の周期は違うようですが、どうして人の体内時計の周期が、25時間なのかはわかっていないようです。どうせなら、ぴったり24時間か、23時間周期であったほうが、よかったのにと思いますね。

現役の高校生や中学生は、夏休みなどの長期休暇では、朝一番に図書館に入るとか、予備校の授業は、1時間目を取るなど工夫して、朝型から昼型(12時ころ起きはじめる)、夜型にならないように注意しなければなりません。今、夜型人は、早い目に朝型に変えてください。朝型を保つことが、受験に勝つ一つの条件です。

 

 

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