得意教科を作る (得意教科のある受験生は、合格に近い) 2/2
なぜこんな現象が起きるのでしょうか。一つの要因は、その得意教科が高得点なので、合計点に貢献するからというのもあるでしょう。しかしそれだけでは納得できません。私が考えるに、これはあくまで私の憶測ですが、得意教科は気持ちよく勉強できるというこが、大きいと思います。なんでもそうですが、好きなことはすぐに覚えてしまいます。興味があり、楽しいからでしょう。この楽しいということが、脳にすこぶるいい影響を与えるのだと思います。
得意でない教科を勉強していて、少し飽きた時、 勉強がいやになったと時、好きな教科にもどって、 頭をリフレッシュするこができます。それが、 潜在能力を引き出すのだと思います。 私の場合も得意分野を復習した時の、 なんとも言えぬすっきり感を、今でも覚えています。 今から考えると、 その時のそのすっきりした感覚を大事する勉強をすれば、 もっと良い結果を出せたように思います。これは、好きなことをして、それに夢中になれば、 脳が活性化して脳の機能がよくなる、 知能指数やIQが高くなるということなのでしょう。以前に説明した読書の効用と、同じ効果です。
得意教科をもっている受験生は、さらにその教科に磨きをかけてください。すこしくらい各教科間の点数のバランスがくずれても、大丈夫です。もちろん苦手教科 もがんばってのばしてくださいね。
これと言って得意教科のないあなた、あなたは、できれば得意教科を作ってください。得意教科がある人は、その得意教科に 勉強時間をたくさん使っています。だから得意になるのです。あなたも、なにか一つ決めて、それに時間をかけると、それが得意教科になります。そうすれば、 できる教科は勉強していて楽しいし、できることを維持しようとして、さらに勉強するようになります。これは好循環です。
あなたも得意教科を持ち、この好循環にはまってください。