３月も中旬になって、そろそろ受験シーズンも終わりです。みなさんの結果はいかがでしたか。毎年のことながら、大きな喜びに包まれている人と、そうでない人がいます。塾で指導している私の立場からすれば、残念な結果になってしまった塾生には、申し訳なく思っています。みんな受かっている中でうまくいかなかった生徒は、かわいそうですね。

そこで、何が合否を分けたかと考えてみると、やっぱり最後の追い込みの勉強量に、大いに関係があったと思いますね。受験までの期間を、最後の１～２ヶ月と、 それまでの期間とに、大きく２つに分けると、前半の半年以上の期間は、コツコツ毎日コンスタントに努力が続けることが大事で、最後の１～２ヶ月は、勢いを どれだけつけられるかが大事です。

模擬テストは、前半の勉強量で判定が出ます。その結果で安心してしまうと、受験が残念な結果に終わります。逆に模擬テストの判定が悪くても、最後の追い込みをうまくかけることができれば、受験は満足のいくものになります。最後の追い込みをかけられないと、 模擬テストで出た判定結果を裏切る結果に終わることが多いということですね。

受かるはずの学校に受からなかった、ということは、かなり精神的に痛手です。模擬テストで出た判定が良かったのに、不合格だったなら、落胆も激しいでしょう。来年受験する予定のみなさん、そうならないように、最後はわき目も振らず勉強することを、今からイメージしておいいてください。

ただし、 追い込みいかんによって、入学試験の結果が大きく変わるからと言って、それまでは手を抜いていいというのではありませんよ。前半のコンスタントな努力が、 最後の追い込みによって磨きがかけられて、初めてすばらしい結果が出るのだということを、忘れないで下さい。