記述式の問題、文章を書く訓練
私立大学での出題は少ないですが、多くの国公立大学では記述式の問題が出題されます。都立高校の入学試験でも記述問題は必出です。多くの受験生はこの記述式問題が苦手だと言います。文章を作成することが苦手なのでしょう。
記述式問題が社会科の場合には、問いに対する記述の中で、必ずあげなければならない言葉があります。たとえば日露戦争の説明なら、ポーツマス条約とか、日本海海戦とか、小村寿太郎とかです。その他最低限記述しておかなければならない単語があり、その単語を使って記述していきます。だからまず歴史の勉強をして、最低限の単語を覚えなければなりません。文章を作成する能力より以前に、歴史の知識を蓄えることがまず必要です。
記述式問題に抵抗をなくすには、やっぱりたくさんの記述式問題を解くことです。うまい文章を書くには、文章を書くトレーニングをすることです。文章力をつけるには、たくさん文章を書くこと、毎日習慣のように書くことがお勧めです。ただし日記のように自分に向かって書くだけでは、文章の上達は遅いです。自分以外のだれかに向けて書くことによって、文章が上達します。さらにその文章が、人の目に晒されることによって、文章が鍛えられるます。
そのことは私もよくわかっていましたが、なかなか独力で文章トレーニングはできませんでした。しかし塾のホームページを作り、そこにブログを書くことによって、文章のトレーニ ングができるようになりました。
入学試験の記述式問題だけでなく、わかりやすい文章を短時間に書ける能力は、社会に出てからも大きな力となります。世の中で最も必要な能力の一つに違いありません。受験をきっかけにして、文章を書く訓練を、今この機会に充実させておくことは、あなたの将来にとって大きなプラスとなるでしょう。その方法の一つとして、あなたが得意な分野や興味ある分野で、ブログを立ち上げることがお勧めです。ただし日記のようなものにならないよう注意してください。
(少し話しがそれてしまったようですね。でもためになる話でしょ。)