受験勉強を始める前に
長年受験指導していて、一番気になることは、勉強のやり方がわかっていない受験生が、あまりにも多いということです。勉強のやり方がまずいと、実力がつかないし、成果もあがりません。これではやる気がなくなってしまいます。そして勉強嫌いになってしまいます。勉強ができる人、勉強が楽しいとは言わないまでも苦にならない人は、勉強したことが結果になって表れている人です。努力が報われたと感じている人です。
もしあなたが小学生のころから、人より勉強ができて、テストでも点数が人より良かったなら、あなたはきっと勉強嫌いにはならないはずです。仮にあなたが小学生の時に、計算問題をやって、そのテストで40点取れたとします。そ時の平均点が60点なら、あなたの点数は平均点よりずっと低いので、勉強のやる気がなくなるかもしれません。しかし、あなたの点数がそのままの60点でも、平均点が20点ぐらいで、60点のあなたがクラス一番だったとします。そうだったなら、あなたは多分勉強が嫌いにならないでしょう。むしろ勉強が好きになると思います。
このように、勉強して成果が出ないと、勉強するのが嫌になってしまいます。勉強嫌いなってしまうのです。人と同じ努力をしたのに、人より劣っているとやる気が失せてしまうのです。これが人の習性というものです。それが凡人と言うものです。
あなたがそうならないように、努力が成果に結びつくように、正しい勉強のやり方を身に着ける必要があります。そのためには、受験勉強を始める前に、受験勉強のための勉強をしなくてはいけません。このコーナーでは、その受験勉強のやり方について、いろいろ書いているので、それをあなたも参考にしてください。また大きな書店に行けば、勉強のやり方について、たくさんの本が出版されています。それらの本も参考にしてください。
受験勉強を始める前に、受験勉強のやり方を勉強してください。実はこの勉強が一番大事なのかもしれません。