入学試験直前の勉強
入試直前になると、いろいろ不安になるものです。まだあそこができていない、忘れてしまったかもしれない。また過去問を見て、知らないことが出題されていた。などと、不安はつきないもです。そこでどうしようもない焦りから、ついつい新しい問題集や、新しい参考書に手を出してしまいます。しかしそれは絶対にしてはいけません。新しい問題集や参考書に手をつけると、わからないことや、知らないことがあり、それを見つけるたびに不安がふくらんでいきます。試験直前だから余計に不安になるのです。これほど入試のメンタルに悪影響を与えるものはありません。合格するのに満点を取る必要はないのです。入学試験は6割から7割も取ればまず合格できるでしょう。だから少しぐらい知らないところがあっても、なにもあわてることはないのです。しかも新しい問題集に手を出したところで、どうせ最後までやりきることができまないでしょう。中途半端に終わるだけです。それならば、今までやってきた問題集をより確実にするほうが、ずっと有意義です。
試験直前は、今までやってきた問題集や参考書の復習だけをやってください。まだ覚えていないことを見つけるメリットより、覚えたはずのことを忘れていることのデメリットの方が、ずっと大きいです。
今までやってきことを復習するのは楽なことです。 問題を解くのも苦ではありません。 すらすらできるということを確認するのは、楽しいものです。 楽しくできることは、潜在意識にプラスの効果をもたらします。 これもできる、あれもできると思うことは、メンタル面には、ひじょうに良い影響を与えます。 たまたまできない問題、忘れていた問題につきあたったとしても、 穴が見つかってラッキーだと思えばいいのです。今までやった問題の復習ならそう思えます。
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私がここまで言っても、まだ新しい問題集に手を出したいという誘惑から、のがれられない受験生がいます。あなたも気をつけてください。この時期(入試直前)、新しい問題集に手を出すのは厳禁です。
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