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なんで勉強せなあかんの? 1

056「なんでべんきょうせなあかんの?」、とは関西弁で、「どうして勉強しなかればならないのか?」、と言う意味です。私は大阪生まれなので大阪弁で言ってみました。どうして勉強しなければならないか、その理由をつきつめて考えれば、どうして生きていかなければならないか、どうして我々人間は生きていかなけれ ばならないか、ということにつながっていきます。

なんで日本人なのに、英語の勉強をしなければならないのか、どうして因数分解や方程式などが、できるようにならなければならないのかというこを、私も塾生からよく問われるます。その時は、入学試験に出るからだとか、社会に出てから役に立つ人になるためには、必要な知識だからという説明をしています。

しかしこのような理由づけは少し浅いですね。実際学問がこの社会で役に立ち、この社会を便利で住みやすい社会にすることに貢献していますが、それだけが勉強することの意味ではありません。学問は役に立つ役に立たないにかかわらず、学問そのものに価値があるのです。

なぜか、そこに我々人間が生きていく意味が含まれているからです。我々人間は永遠には生きて行けないのです。今から100年経てば、このブログを読んでいるあなたも、もちろん私も含め、たぶんこの世にはいないでしょう。たまに100歳以上長生きする人もいますが、それも200年経てば、おそらくみんなこの世にはいないはずです。我々人間はそれだけ儚い存在です。少し勉強が人よりできても、また大金持ちになっても、あるいは有名になっても、どうせ100年経てばすべて無に帰するのです。

はっきり言って人が生きている確かな意味を、説明することは困難です。だって100年経てばすべて無に帰するからです。

つづく

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