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やっぱりコツは反復

wall20131215002sつい今しがた、いつもの肉屋でくしかつをあげてもらい、それを持って学食で、昼食を取ってきました。早稲田大学の近くで肉屋さんを営むのは、もう70代の老夫婦です。私が学生だったころにあった店の多くが、今ではなくなってしまいましたが、この肉屋さんはまだがんばってくれています。いつものおばさんが、その場で揚げてくれるとんかつなどの揚げ物は、私は大好物です。

その店をよく利用している早稲田の学生で、いつもその場でとんかつにかぶりつく男子がいます。商学部の学生です。今回どちらともなく声をかけて、大学の話や就職活動のこと、クラブ活動のとこなど、短い会話をしました。そこで入学試験の話題になりました。

彼は一浪で早稲田に入ったらしく、彼が卒業したのは偏差値40代の高校でした。だから受験勉強は独力でがんばったようでした。はっきり言って偏差値50以下の高校から、早稲田に合格するのは簡単ではありません。高校の勉強をまじめにこなしただけでは、合格はとてもおぼつかないでしょう。だからなおさら、彼がどう勉強して、早稲田に入ったか聞いてみたくなりました。

どう勉強したの、という私の問いに対して、「部分にとらわれず全体を見るようにした」 「10冊の教材を1回ずつやるより、1冊の教材を10回やるようにした」 という答えが返ってきました。

「部分にとらわれず全体を見る」、というのは、配点などの戦略のこです。現役時代は戦略性がなかったと言っていました。「10冊の教材を1回ずつやるより、1 冊を10回やる」 というのはいつも私がこのコーナーで強調していることです。1冊でいいから、完全にマスターするまで繰り返し復習することです。それが 合格への近道です。多くの受験生が抱いている教材をマスターするという水準は低すぎます。それでは中途半端です。頭を使わなくても、考えなくても、答えがすらすら出てくるようになって初めてマスターです。そこまでできれば他の教材に取り組んでもいいです。

志望校に合格する方法は、「何度も同じ教材を繰り返し学習すること」、の中にしかありません。受験勉強はこれ以上でもこれ以下でもありません。

(彼は早稲田以外は一切受験せず、早稲田だけ9学部受験したそうです。その気持ちが早稲田の神に好かれたかもしれませんね)

 

 

 

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