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なんと言っても、これが一番国語力がつく 1

007このコーナーをご覧の方で、将来小説家など、文筆活動で生計を立てていきたいと思っている人はいるでしょうか。多分そういった夢をもっておられる方もいると思います。小説家になるには、たくさん本を読むこと、たくさん文章を書くこと、また中身を充実させるために、色んな経験をして内省を深めることなどが求められます。その上でまだ中学生や高校生(浪人も含む)であるあなたに、わたしから一つ提案があります。

あなたには好きな作品、好きな作家がいると思います。その中でも特にあなたが気に入っている作家の、気に入っている作品を、何度も読んでほしいのです。選ぶ作家はもちろんあなたが心酔している作家であればだれでもいいですが、できればちょっと古い作家、しかもある程度名が知れていて、その作家にたいする評論もたくさん出ている作家を選ぶのが好ましいです。しかし前にも言ったように、あなたがその作品や作家そのものを、好きであることが前提条件です。

何度も同じ本を読んでいると、 その中の難しい漢字や難しい言葉の意味を覚えてしまいます。そのほかに、文章の構成や表現、その作家の表現方法の特徴などもよくわるようになります。そして繰り返し読むうちに、あなたも知らず知らずのうちに、その作家の表現方法が身についてきます。あなたの文章がその作家に似て、うまくなってくるのです。たくさん 本を読むことは、当然大事ですが、同じ本を何度も精読することもまた大事です。

そうしていると、今度は当然そのほかのその作家の作品をもっと読みたくなりますね。そう、その人の作品全部読みたくなります。そうすなれば全部読んでください。小説だけでなく、その人の書いた評論、エッセイ、 新聞や雑誌の投稿も読んでください。一人の作家が気に入ってしまうと、その人のこを全部知りたくなります。どういう環境で育ち、何がその人の思想を形成 し、どうしてあなたが気に入る作品を書くようになったのか、全部知りたくなります。

つづく

 

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